最強コピーにまさかの裏側。20年の時を経て気付いた言葉のトルネード
「フェニックスから来た少女」
俺が中学時代に好きだった浅香唯のキャッチコピー。
あれから20数年経つが、
いまだに意味がわからない。
でもね、今になってわかることがある。
このコピーは、最高傑作だった。
だっていまだに俺がバッチリ覚えているんだから。
(きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。浅香唯なんだぜ。)
極論を言えば、
コピーに意味なんて要らない。
見た人の脳ミソに染み付いて張り付いて一生取れないしつこいヤツが、
最高のコピーだ。
最高のコピーは脳ミソにダイレクトに語りかける。
フェニックスから来た少女、、
フェニックスから来た少女、、
フェニックスから来た少女、、
フェニックスから来た少女、、と。
俺は当時、スケバン刑事を30分間一度も瞬きしないで見ようとしていた。
そして今でも、テレビで浅香唯を見ると心拍数と体温が自動的に上昇する。
何度も何度も上書きされているのに、
一番下になってもまだなお俺をペロペロしてきやがる。
恐るべし、
フェニックスから来た少女。