人も金も集まってくる超魅力的な社長が日々教えてくれた生の24の金言
俺がよく飲みに誘っていただいてる社長の言葉。
この方は俺の8歳年上。仕事もうまくいってるし、どこに行ってもモテる。かっこいい。顔はわりと普通めだけど、服装はさりげなくオシャレで清潔感がある。普段はとても柔和で優しいが、時々鋭い発言と目をする人。俺的にはアイアンマンのトニー・スタークに似てる。
お会いする度にいつも、こんな人になりたいなと思ってる。
ラフに話している時に教わった金言を携帯にメモってるんだが、皆にとっても力なると思うので書いてみる。
・何を知っているかより誰を知っているか
「何でも知ってる」なんていいように使われるだけ。得はない。それよりも誰を知ってるかの方が大事。自分一人でできることなど限られている。
・決めたらそれを正解にするのは自分
選択した時点で成功か失敗かなんて決まっていない。大事なのは決めたらそれを成功にすること。自分の力で。ただ、期限は決めること。「諦めなきゃ失敗はない」なんてのはヒマなヤツの考え方だ。期限内に成功させられなかったスパッと次へいけ。
・自信は能力を2倍にする
何事も自信が無いならやるべきではない。何より相手に失礼だ。自信を持て。持つ方法は簡単だ。「覚悟」を決めろ。その責任の一切を自分ひとりが引き受ける覚悟を。そうすれば奥底から自信も沸いてくる。
・客の先の客を見ろ
目の前の一人の客を満足させるのは当然のこと。大事なのはその先の彼らの知り合いにまでそれを届かせること。それができれは営業活動自体不要になる。広告費ゼロだ。
・お世辞を言ってくるやつはお前の金目当てだと思え
お世辞は気に入られたいだけの行為。するのも受けるのも控えめにしろ。本質を見ていないと思われる。
・専門家に聞け
自分の専門外はおとなしく専門家に聞け。自分でやったところで結局余計な金と時間がかかるだけだ。良い経営者はそれぞれの専門家にちゃんと金を払っている。
・金が評価の全て
どんなに大きく感謝されてもビジネスの世界で生きているなら金が全て。それが唯一の評価でありお前の価値だ。金を払ってもらえないならまだ力が足りていない。
・損をしたらラッキーだと思え
笑い話のネタがまた一つ増えたということ。これはラッキーだ。
・年配者の話を大事にしろ
彼らの意見を「時代が違う」と軽く見るのは愚かなことだ。時代は変わるが、いつの時代も変わらない部分もある。その真の答えを教えてくれる。
・急な誘いは必ず行け
相手はダメモトで声をかけてきている。なら行け。喜ぶし面白いヤツだと思ってもらえる。
・一人の女を落とすなら全員を虜にしろ
お目当て以外には嫌われてもいいなんて考えだと誰一人落とせない。「みんなが気に入ってる人が私を選んでくれた」と思わせろ。
・落ち込むのは時間のムダ
これほどムダな時間は無い。きっとヒマ人かナルシストだ。早く次にいけ。
・トイレは毎日掃除しろ
根拠は無い。多くの成功者がそうしてるからだ。俺も先輩方にそう教わってきた。10分もかからない。何も考えずにやれ。
・メールじゃなく電話しろ
メールやラインなどの一方通行の連絡は極々軽い内容の時のみ。まずは自分の声で伝えろ。残すべき内容ならその後にメールなりしろ。
・女のネイルは自分でやった時を褒めろ
出来栄えの話じゃない。自分でネイルをするのは時間もかかるし勇気もいるし緊張もする。それをやったんだ。そのプロセスを気付いて褒めてやれ。
・疲労を見せるな
疲労や不調を言われた相手に何の得がある?お前がかまって欲しいだけだ。子供じゃないんだ。小さい人間と思われるだけだからやめろ。
・調子は3割以上なら絶好調と言え
100パーセントを絶好調だと思ってるやつに決して幸運は訪れない。30パーセントくらいの調子なら絶好調と言え。人も金も運も集まってくるぞ。
・失敗話はいいが不幸話はするな。
失敗話を笑って話して皆を笑わせろ。暗い不幸話は聞いてる相手まで暗い気持ちにさせるからするな。どうしても話したいならウチに帰って掛け時計にでも話してろ。
・ゆっくり話せ
落ち着いてゆっくり話せ。それだけで信用される。
・プライドは殺虫剤
プライドは人を寄せ付けない殺虫剤。持ってて損しか無い。早めに捨てろ。
・自慢話はするな
何度も言うがお前が気持ちよくなりたいだけのオナニーに他人を付き合わせるな。
・肉と野菜を食え
焼いただけの肉、生や茹でただけの野菜をバリバリ食ってみろ。健康云々の話じゃない。自分が地球に住む生き物だってことを感じろ。それだけでエネルギーが沸いてくる。
・騙されてやれ
もしも知り合いが自分を騙そうとしていることに気付いたなら、騙されてやれ。きっと何か理由があるんだ。それは「騙される」でなく「人助け」。
・許してやれ
嫌なことをされても、怒っても、最後はちゃんと許してやれ。こちらから相手にスキを与えてやるんだ。それが「器」ってやつだ。
以上。
もっとあるが多いので。
俺はいつもこのメモを読み返してるし、その言葉に助けられている。
皆にも一つでも役に立ったら嬉しい。
70歳社長が別室で俺にだけ真顔で話してくれた「ラクしなきゃ稼げない」その方法。
儲けている人はラクをしている。
俺のまわりのお金持ちで、セコセコ忙しそうにしている人なんて一人もいない(そういうフリをしている人はいる)。
ビジネスは部活じゃない。
「頑張ったら頑張った分だけ~」ってのはビジネスには当てはまらない。
もしもカラダを酷使フル稼働して「売上あがりました」なんてやってたらそのうち倒れるよ。
ある意味、「努力」は思考停止の隠れミノ。努力に逃げちゃいけない。頭を使おう。
ラクして儲かっている人は、そのことをあまり話さない。
だって努力至上主義の日本では、そんなの言うだけ損。せっかくの金言も台無しどころか、逆に非難される可能性すらある。ひがまれる。わざわざそんな面倒なことを自分からしない。でもホントは教えたいから、仲良しさんにだけは教えてくれたりする。
俺もこれまで、先輩方にたくさんの金言をいただいてきたのだが、以下は俺が起業前に「ラクして稼ぐ」について聞いた時の話だ。
①偶然の出会い
30歳の時だった。
起業に先駆けて、俺はマネジメントについての独自研究の資料をまとめ、それを元にマネジメントセミナーの講師をやってみようと思った。
ネットで調べて、セミナー講師派遣をしている会社を見つけ、講師希望で応募。その後面接に行った。
面接当日、俺は20分くらい早く着いてしまったのでビルの下で立っていたら、通りかかったその会社の方が中に入れてくれ、面接会場とは別の部屋で待たせてくれた。
暑かったので中に入れてラッキーと思ったのを覚えている。
そして待っているとそこに、お爺さんが入ってきた。そこの社員さんだと思った。
ラフに色んな話をした。内容は覚えてないが、最後に「受かるといいですね」と笑顔で言われたのは覚えている。
②驚きの事実
面接が始まった。
受けるのは俺を入れて5人。集団面接だ。
あとから面接官が3人入ってきた。するとなんとさっきのお爺さんもいた。
そしてなんとその方が社長だった。
ちょっと気まずかったが面接は40分ほどで終わった。
面接が終わって帰ろうとすると、社長に俺だけ呼び止められた。
「書類に不備がある」みたいなことを言われて残された。
で、またさっきの別室に入った。
③稼ぐことの教え
部屋に入って座ると、社長にこう言われた。
「セミナー講師なんてやめなさい。」
ビックリした。講師をしたくて来た会社で、その社長から「やめなさい」なんて。
ただ、そのあとにいただいた言葉が、その後の俺の考えに大きく影響するものとなった。
「あのね、講師は素晴らしい仕事だよ、でも稼げない。厳密に言うと、稼ぐにはかなりの数をこなさなきゃいけない。」
何を当たり前のことを言っているんだ?と思った。
稼ぎたいならセミナー本数を増やせばいいんでしょ?普通じゃんそんなの、と。
頭の上にクエスチョンマークが付いている俺に社長は続けた。
「セミナーで稼ぎたいのなら、講師じゃない。講師を派遣するの。
講師をたくさん派遣して、派遣先から料金を頂戴するよね?講師さんにも講師料をお支払いする。その差額がこちらの利益になる。
1件2件じゃお金にならないよ、でもこれが100件、1000件ならビジネスになる。そうやって上澄みをちょっとずつたくさんもらって稼ぐんだよね。」
確かにその方が稼げるな、とは思った。この会社がやってることだし。でもそれでもピンと来なかった。
だが次だ。
「でね、例えば100件も1000件も、こちらの仕事量はさほど変わらないんだ。つまり僕は、仕事量をほとんど変えずに利益を10倍にできるんだ。」と。
その時の俺にこれは衝撃だった。ヤベェ、、と口から出そうになった。
働いたら働いた分だけ、ではない。仕事量はほとんど変わっていないにもかかわらず、収入は10倍。これはヤバかった。
「そういう仕組みを作るんだよ。それが稼ぐってことだ。いいかい、ラクしなきゃ稼げないんだよ。」
どうやら面接前に話していたら、俺のことを、自分の息子が起業しようとしているように見えたらしい。
帰り際、「もし講師になりたいならそのまま二次面接もおいで。」と。
俺は二次面接には行かなかった。行ったら話を聞いてなかったことになる。
せっかくのご好意を無駄にしてしまうし、俺自身も既に「講師やってる場合じゃねぇ」と火がついていた。
働き方は様々で、何を選択するかは人の自由だ。
その中で、大きく稼ごうと思うならそれなりの仕組みが必要になる。
「ラクして稼ぐ」ではない。「ラクしなきゃ稼げない」んだ。
売れていないお店の経営者がいつの間にか必ずやってしまっている間違い
俺のところに来る経営者は大きく分けで2通り。
「ヤバくなったからどうしたらいい?」って人と、
「うまくいってるからどうしといたらいい?」って人。
前者は、このピンチを脱して儲かるようになる方法を教えてくれ。
後者は、今はうまくいってて問題ないんだけど、今のうちにしといた方がいいことを教えてくれ。
俺としてはどちらも大事なクライアントだから、どっちがどうってことは無い。
ただ、商売をしているのであれば、「うまくいってるうちにやっておいた方がいいことはあるよ」とは言っておきたい。
商売に永遠はない。
成功の秘訣を聞かれて、「変えずにやってきたこと」という人がいるが、そういう人だってホントはちゃんと状況に合わせて変えている。
それを言わないか、気付いてないか、重要視してなかったのか。
とにかく全く何も変えずにってのはいずれ困難がやってくる。時代とのズレが出てくる。
だから、「ズレなきゃラッキー」程度に思っておいて、常に次の展開を考えておいた方がいい。
さて、前置きが長くなったが表題について。
売れなくなっちゃってヤバくなったお店の経営者はこう考える。
「どこかに客はいないか?」
つまり客探し。自分の商品・サービスを買ってくれそうな客を探してしまう。
でも冷静に考えて欲しい。
逆の立場になればすぐわかることだが、人は「買ってくれ」と言われて買うことはほとんど無い。それどころか売り込まれるとイヤになる。
だから売れないお店の経営者は、客に嫌われることばかりしてしまうことになる。
ホントはそうじゃない。
「客があなたを探している、客があなたの商品・サービスを求めている」って形が正しい。
そのために何をしたらいいか、という方向に考えていかないといけない。
求められる商品改良と求められる売り方をもっと考えるべきだ。
当然ながら神頼みしたってダメだ。
勉強もしないで神社めぐって神様にお願いしたところで合格できないでしょ?
そんな時間があるなら勉強した方がいい。
神様にだって言われちまうよ、「おいおい勉強しろや」って。
商売も同じで、そんな時間があるなら他にやることを探してどんどんやるの。
ちなみに俺の知り合いで、よく車で事故を起こす人がいた。何かに取り憑かれているかもってことで車のお祓いをしてもらいに行ったんだが、その帰り道でまた事故った。この人もお祓いじゃなく運転技術を学ぶべきだった。注意力とか。
どういう状況のクライアントであれ、もし俺に依頼が来たらやるよ。しっかり儲けさせる。
でもね、できればうまくいってるうちに次のことを考えて準備しといてほしい。
そうすれば俺に余計な金を払わなくて済むし、寿命が縮むような思いもしなくて済む。
供給側はいつだって仕掛ける側だ。仕掛けることで求められる存在になろう。
先に先に先に考えて。